2022年4月山行記録

8.平沢山、飯盛山、天狗山

Date:2022年4月20日(水)、曇り
Time:
平沢峠(1450m)750−828平沢山(1653m)835ー850飯盛山(1643m)855−935平沢峠
馬越峠(1610m)1045−1145天狗山(1882m)1215−1305馬越峠
Notes:
ナウマン博士がフォッサマグナを発想したという平沢峠、そこから登る平沢山、飯盛山、そして、川上村の岩峰、天狗山に登る。山梨/長野地方の天気予報は直前に晴から曇りに変わり、東京では早朝は雨が降っている中、中央高速では笹子トンネルを抜けると雨は止み曇天になった。

そして、平沢峠に着いても、寒い曇天は変わらず。南アルプスどころか、正面に見えるはずの八ヶ岳も全然見えない(左下写真)。ところが「フォッサマグナ発想の地」の標石がとなりにあり、ナウマン博士の明治8年11月の旅行の様子が記されている。
野辺山高原平沢峠の展望場所/駐車場 フォッサマグナ発想の地

また、平沢古道(明治初期の佐久と甲州を結ぶ街道はここを通っていた)が今も残っていて、その説明板を読んで、ナウマン博士の時代の様子が偲ばれる。これらを見て、曇天にもかかわらず、今日ここに来た価値が十分あったと感じた。しし岩はご覧の通り岩石の一部が「獅子」に見える、新生代第三紀の火山岩類でこの付近の県境山地を形成している(説明板による)。
佐久甲州街道平沢古道の説明板 しし岩

寒いし、あまり登る意欲の湧かない中、ちょうど山から下りてきた人がいた。「これからだんだん良くなるのでは」に期待して登る。平沢峠から平沢山へは40分、三等三角点がある。そこから15分で飯盛山に着く。ここには三角点はない。少しは晴れ間もでる。
平沢山(1653m)、三等三角点あり 飯盛山(1643m)、三角点なし

二百名山の御座山(2112m)、そして次に登る天狗山が望める。平沢峠に戻って少しは雲の晴れかけの八ヶ岳バックの写真をまた1枚撮った。
御座山(奥)、男山(左)、天狗山(右) 野辺山高原平沢峠

野辺山駅前経由で川上村から馬越峠に着く。先行車が1台駐車していた。岩稜の道を1時間で天狗山に着く。
馬越峠岩稜の道

天狗山には二等三角点があり、左下写真に写っている。男山に続く岩稜コースのむこうに八ヶ岳が少しづつ見えてくる。
天狗山(1882m)、二等三角点 男山(手前)、残雪の八ヶ岳(後ろ)

北には御座山、南には金峰山の山々が望め、最高の展望場所です。馬越峠に戻り少しすると先行車の2名が戻ってきた。天狗山には直登の岩場ルートがあり、クライミングの人達だった。
御座山(2112m)を望む 金峰山(2595m,中央奥)を望む

帰路、大深山遺跡に寄り道した。縄文中期時代の代表的遺跡と書かれている。ついでに、川上村文化センターにも立ち寄り、大深山遺跡の出土品などを観賞した。
大深山(みぶかやま)遺跡 大深山(みぶかやま)遺跡

今日の温泉は、甲斐大泉温泉パノラマの湯。露天風呂の正面に富士山が望めるのが売りですが、本日は望めず、茅ヶ岳が望めた。サウナもあり良かった。


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