2025年4月山行記録

6.甲州街道駒木野宿(小仏関跡)~小仏峠~景信山~陣馬山

Date:2025年4月30日(水)、晴
Time:
高尾駅(170m)730ー750駒木野宿小仏関跡802ー905小仏バス停910ー駐車場927ー953小仏峠(548m)1010ー1037景信山(727m)1110ー1205堂所山下(690m)1210 ー1330陣馬山(855m)1345ー1402和田峠(687m)1410ー1510陣馬高原下(330m)
Notes:
天気の良い日に、旧街道歩きとハイクを組み合わせて、計画した。
高尾駅から歩きだす。甲州街道を西へ20分ほど歩くと駒木野にある小仏関跡に着く。戦国時代には小仏峠に関所が設けられていたが、人里離れているので、江戸時代には麓の駒木野に移された。駒木野宿に小仏関所跡の碑がある。石碑前の2つの石は手形石と手付石だと解説にある。一つが通行人が手形を置いた石、もう一つが吟味を待っている間に手を付いていた石。絵図で、関所、本陣、旅籠の様子が想像できる。
駒木野(小仏)関所跡小仏関所跡の絵図

甲州街道駒木野宿の碑もある。解説本には、続いて一里塚、火の見櫓、昔の蛇滝茶屋などがあると書かれているが確認できない。すでに無くなっているようだ。滝口バス停に「いのはなトンネル慰霊碑入口」の碑があり、2~3分で慰霊碑に着く。昭和20年8月5日中央線の猪の鼻トンネル付近で列車が米軍機に銃撃され、疎開に向かう学童等52名以上が死亡した。
甲州街道駒木野宿の碑いのはなトンネル列車銃撃慰霊碑入口

旧街道を地形図を見ながら、沢の分岐、道標、お寺など確認して歩く。次に小仏宿に入る。駒木野と小仏宿は相宿で、半月毎に宿を交代していた。その先に小仏バス停がある。ここまでバスで入れる。1時間半かかった。バス停から15分ほどで舗装道路が終わり、登山者用駐車場に着く。車で来れれば、小仏峠は近い。
ここから山道になり、30分で小仏峠に着く。
登山者用駐車場小仏峠(548m)

峠は広く樹々が茂っていて富士山はほとんど見えないが、探してやっと樹々の間から真っ白な富士山が望めて安堵した。明治天皇小佛峠御小休所址及び御野立所などの碑がある。
小仏峠からの富士山、a.m.10:05明治天皇御野立所の碑

30分ほどの登りで景信山に着く。樹々の間からではない、全面雲なしの富士山が見える。徐々に日差しが強くなってきて、写真も限界に近づく。三角点が茶店の裏にある。写真の「景信山」標柱のすぐ左に頭部が顔を出している。
景信山(727m)三角点景信山からの富士山、a.m.10:37

昼食の後、陣馬山に向かう。白沢峠、堂所山、明王峠とだらだら尾根が続く。明王峠からは相模湖駅に下れる。2時間20分かかって、陣馬山に着いた。景信山でも人は多かったが、こちらも平日だが登山者が多い。白馬の像が建っている。三角点はありません。和田峠を経ず陣馬下に降りる新ハイキング道があったが、時間もあり和田峠を経て、車の通る舗装道路を1時間歩いて、陣馬下バス停に下山した。
陣馬山(855m)和田峠(687m)

甲州街道の歴史を振り返りながら歩いて、富士山も十分に眺められる低山ハイクも楽しめ、言うことなしでした。ただ、街道の旧跡は徐々に無くなっていくようです。

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