2005年6月山行記録

5.富士山高所順応登山(3776m)

Date:2005年6月18日(土)〜19日(日)[1泊2日]
Party:前田栄三、泉谷洋光、栗本俊和(AACK、笹ヶ峰会会員)
装備:テント泊に必要な道具一式、ザイル、ストック、など
Time:
◆6月18日(土)/曇時々晴
自宅440=545足柄SA(朝食及び給油)615=710富士宮口新五合目駐車場(2380m)(d=137.7km)800ー815新六合目宝永山荘820−荷物忘れで引き返し戻る−845新六合目宝永山荘850−945新七合目御来光山荘(2790m)950ー1030七合目山口山荘(3030m)1038−1118八合目池田館(3220m)1130−1210九合目万年雪山荘(3410m)1220ー1305九合五勺(3550m)1315−1400富士宮口頂上(3715m)、テント設営1500−1515富士山剣ヶ峰頂上(3776m)1530−1550富士宮口頂上、テント場戻り
◆6月19日(日)/曇時々晴れ
富士宮口頂上、テント場605−615富士山剣ヶ峰頂上625−お鉢めぐり−725富士宮口頂上、テント場に戻る、テント撤収755−935九合目845−935七合目945−1025六合目(2600m)ー1100新五合目駐車場1120=1230谷村PA(昼食)1255=1335石川PA1340=1430自宅(d往復=293km)

Notes:
今回の富士山は、7月出発予定の崑崙6345m峰に対する高所順応登山が主目的です。最初は、先週の11、12日に予定していたが、天気が悪かったため、1週順延した。そのため、4名の参加予定のうち1名が参加できず、3名での順応登山となった。
8時の集合予定に対して、全員が7時過ぎに新五合目の駐車場に到着した。天気は、晴れ間もあり、梅雨時としては、良い方だろう。今年の富士山の残雪は少ない。雪があれば、スノーバを使ってのフィックスザイル練習などを考えていたが、取り止めとした。ただし、ボッカ訓練も今回の目的の一つであり、ザイル、登攀道具などは持参することにした。水は各自4リットルほど持ち、概ね20kg程度の重量になった。


8時ちょうどに五合目を出発することができた。宝永山荘のところで、帽子、手袋を入れた袋を忘れたことに気付いた。時間もあることだし、取りに戻り、後から追いかけることにした。
30分のロスで、七合目山口山荘のところで追いついた。八合目、九合目あたりでは、休憩の度に、おにぎり、パンなどを食べ昼食とした。9.5合からは、最後の登りで、荷物が肩に食い込むが、14時ちょうどに富士宮口の浅間大社奥宮前に着いた。
昨年は、9.5合から雪があったが、今年は少なく、浅間大社奥宮前も残雪はなし(下左写真)。昨年の記録0406富士山を参照ください。

富士宮口頂上浅間大社奥宮前で、 剣ヶ峰頂上、2005.06.18

テントは、休憩ベンチの横に張ることにした。ちょうど登ってきた藤沢からの2人の女性と会話になった。7月にエルブルースに登るための順応登山とか。私の3年前の時と同じツアー会社に参加するというので、いろいろな質問に対して会話がはずんだが、詳細な記録はHPを読んでくださいと伝えた。
テント設営後、泉谷さんと2人で剣ケ峰へ向った。天気は晴れ(下界の天気はわからないが)、約半年ぶりの富士山だ。(上右写真)
今回の夕食は、高所食を試すのも目的の一つ。前回までの残りのアルファー米、FD+レトルトの組み合わせ。お湯を作って、入れるだけ。カレーと丼物、おいしく食べられた。食欲がない人がいた。眠気もするという、高度の影響と思われ、腹式呼吸をお願いする。
早めに、18:30就寝。隣のテントでは、おしゃべりが続いている。

剣ヶ峰を望む 剣ヶ峰頂上、2005.06.19

夜中のトイレ時の観測では、星は見えず、曇りで、月はうすく、ぼんやりという状態だった。19日の朝は、4時半の起床となった。
朝食の後、3人で剣が峰へ向う(右上写真)。お鉢めぐりの一周をぶらぶらと歩くが、結構な人数の人に出会う。いろんな所でテントを張っているようだ。
テント撤収後、下山とする。新五合目までは、約3時間、11時に到着、解散。

いつも通り、帰りは、中央高速経由にした。谷村PAでうどんを食べ、自宅には、14時30分に着いた。午前中の下山であり、事故も渋滞もなく、スムーズに帰れた。
一泊の順応登山であったが、天気に恵まれ、それなりの効果があったはずだ。ザイル練習が出来なかったのは、残念であるが。


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