2007年12月山行記録

14.七面山(1982.4m)、身延山(1153m)

Date:2007年12月8日(土)〜9日(日)
Time:
◆12月8日(土)/晴
自宅810=850調布駅900=1005境川PA1015=甲府南IC=1110身延山久遠寺駐車場1115−1130久遠寺1140−表参道−1310法明坊(昼食)1335−1400身延山頂(1153m)1420−1550駐車場1600=1630七面山羽衣登山口=1640七面山温泉ひのや(310m、泊)
◆12月9日(日)/晴
七面山温泉640=650羽衣登山口(510m)700−1030七面山展望台(1750m)1040ー1120七面山(昼食、1982.4m)1210ー1235展望台1245−敬慎院1250−1310奥の院1320−北参道−1530登山口(羽衣へ車を取りに戻る)1600=1630VILLA雨畑すず里の湯1750=甲府南IC=1930談合坂SA(夕食)2010=高井戸IC=2100高井戸駅=2120自宅
(d=往復380km)
Notes:
今年5月の台湾最高峰・玉山登頂5日間、に一緒した6名で忘年山行として七面山に登ることにした。前夜の宿泊は登山口の七面山温泉、そして前日は身延山久遠寺に観光がてら登る計画とした。

静岡から来る長谷山さんを除いた4名が調布駅に集合した。中央高速は空いていて、境川PAまで1時間ほどで来れた。北岳をはじめ南アルプスがきれいに望める。甲府南ICでおり、R140,52号経由で、身延山久遠寺駐車場に車を入れた。
久遠寺は日蓮宗総本山で我が家の宗旨でもあるのですが、今まで来たことはなく今回は初の総本山詣です。うわさにはよく聞いていましたが、本当に立派なお寺です(下写真)。桜、紅葉の頃はもっと素晴らしいそうですが、その時は人でいっぱいになるのだろう。

身延山久遠寺 久遠寺本堂

久遠寺本堂参拝のあと、早く到着できたのでロープウエイは利用せず、歩いて奥の院を目指す。天気もよく皆歩きたいという気持ちがあり、どれくらいの時間かかるのかもあまり気にせずに、参道を十如坊、丈六堂、大光坊と適当に休憩を取りながら歩く。13時を過ぎた法明坊で昼食とした。参道には何丁目の表示がある。山頂まで五十丁(5.5km)とは、後で知った。
ここから奥の院まではすぐで、まずロープウエイ駅のある高度の所に休憩所があり、そこから奥の院への階段(左下写真)を登ると思親閣に達する。その先に身延山山頂の展望台(右下写真)があった。
南アルプス・荒川三山はじめの山々の頂上部分が白く望まれる。

奥の院思親閣への階段 身延山山頂(1153m)

下山もロープウエイは利用せず徒歩で下る。駐車場からは車で七面山に向かう。明日登りだす羽衣登山口を確認して、七面山温泉ひのやに落ち着いた。
お風呂に入っている間に長谷山さん達が到着し、夕食は久しぶりの再開を祝して6人での小宴会となった。

9日は朝食後、1台の車に6人乗りで表参道登山口の羽衣に7時前に着いた。夜は明けているのだが、まだ薄暗い感じだったのか、暗い写りです(左下写真)。

表参道登山口(羽衣) 敬慎院山門

身延山と同じように肝心坊、中適坊、晴雲坊と適当な間隔で休憩所があり、テーブルもあり休憩には助かる。時々参拝を済ませた信者さんが降りてくる。おしゃべりをしながら歩くこと3時間半で敬慎院山門(右上写真)に着く。その少し先に展望台があり、富士山の絶好の展望場所となっている(左下写真)。

展望台よりの富士山 富士山

既に初日の出撮影のための地元TV局のポール位置取が杭で打ち込まれている。雪の少ないことと逆行気味のために、富士山の山肌は真っ白とはいかない(右上写真)。
山よりも人の方に逆光が顕著に現れ、シルエットの写真になった(左下写真)。ここから七面山頂まではなだらかなカラ松林を歩き、ナナイタガレ(大崩れ)は展望場所には行けないようにロープが張られている。40分で七面山頂に着いた。頂上の三角点標高は1982.4mだが、1989mの表示板もあり、紛らわしい(右下写真)。

展望台で(逆光)七面山山頂(1982.4m)

晴天は相変わらずで、南アルプスは荒川三山あたりが望める。旅館のおにぎり弁当で昼食とした。米がよいのかおいしいおにぎりだった。また、メンバー持参のかき、リンゴのくだものを美味しくいただいた。
帰路、七面山本社にあたる敬慎院に立ち寄る。2000名もの参詣者が参籠できる施設と案内書に書かれている。一の池は凍っている。奥の院までは車も通れる広い道だった。奥の院(左下写真)も宿泊できるそうで1泊5000円と書かれている。お茶が準備されているので、おやつ休憩とした。
ここからは山道となり長い下山道が続く。2時間ほどで宿泊した七面山温泉横の神通坊の先の鳥居のある登山道入口に下山した(右下写真)。

奥の院 北参道登山口に下山

羽衣登山口まで車を取りに戻った後、用事のある長谷山さんとは別れて温泉に向かう。少し奥にある早川町の草塩温泉に向かうつもりでいたが、案内板の先に出てきた横道に入った別の温泉に車を走らせる。細い道をくねくねと行った先は雨畑湖のほとりにあるVILLA雨畑すず里の湯という温泉だった。この温泉は我々の前にはだれも客がいない感じだった。場所が辺鄙な所にあり、夏は人が来るかもしれないが、冬は閑古鳥が鳴いている。

天気とメンバーに恵まれ、半年ぶりに6名が再会できたことが何よりも良かった。また、この季節登山者は少なかったが、七面山はちょど良い1日の登山コースだった。そして、久遠寺の立派さ、身延山頂からの南アルプスの眺め、七面山展望台からの富士山の素晴らしさなどなど。
久遠寺、七面山の参拝は、1年を締めくくるに相応しい。今年の充実した登山を振り返り、来年の山行に思いを馳せる。決して無理はしないで、流れのままに身をおき、そして目指す方向は見失わない。改めて心を新たにした。


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