ラダック・ザンスカールの旅(4)

カルギルからザンスカールへ

8月5日、今日はザンスカールに入る日であり、途中の山々を眺めるのが主目的の日である。
5日の朝は雨で明けた。昨夜アルチでも夜間雨が降ったが、天気不順が続いている。早朝5時半の出発前にも雨は止まず、雨降る中の出発となった。途中サンク(sanku)の町の休憩時には雨は止んでいたが、雲いっぱいのどんよりした天気だった(左下写真)。スル(suru)手前の7000m峰のヌン、クン峰が良く見えるという場所に来たが、この雲の中にヌン、クン峰がありますという説明だけで全面雲に被われている(右下写真)。残念ながら、帰路に期待するしかない。

サンクの町7000m峰のヌン、クン峰が見えない

パルカチックからジュルド間の山間道路では、何ヶ所か道路が沢水で冠水している箇所があった。昼前に天気は少し好天し、Z1峰(ZはザンスカールのZ)は頂上付近は雲に被われていたが、一応見えた(左下写真)。
昼食はチェックポイントのあるジュルド(川幅が広くなった湿原地帯で、標高は4000mに近い)の簡易小屋で、ランチボックスの昼食。ガイドの前川さんが各自1個のおむすびを作ってくれるので助かる。
昼食後、車はさらに標高を上げて、ペンシラに向う。その手前でZ2峰が望めた(右下写真)。かなり奥まった所にあり、アプローチが大変そうに思える。

Z1峰(6181m)は頂上に雲(中央の山)Z2峰(6175m)は頂上が見えた

ペンシラ(峠)に着いたのは15時半近かった(左下写真)。ペンシラの高さは、標識の14000ftから換算すると4267mになるが、ガイド本なでは4400mとなっている。その少し先で、ドゥルン・ドゥン氷河が良く見えた。その上にZ3峰が見える(右下写真)。

ペンシラ(4400m)Z3峰(6270m)とドゥルン・ドゥン氷河

峠にはいろいろな花が咲いていたが、詳しくないので、ブルーポピーを載せます(左下写真)。アブランのチェックポイントまで降りてくると、何やら騒がしく人が集まっている。話を聞くと結婚式とのこと、その集団の写真は間に合わず、残った人達が、ティー、チャンを振舞っている写真しか撮れなかった(右下写真)。

峠に咲くブルーポピー結婚式の流れの風景(Abran)

ザンスカールに入ったが、パドゥムまでは遠く、パドゥムに着く前に日は暮れ、Omasila Hotel という宿に着いたのは20時近かった。やっとザンスカールに入ったが、バケツ一杯のシャワー湯を使うにも懐中電燈が必要で、停電あり、秘境に来たという気がした。

実は、この夜だろうか?ラダック・レーの土石流災害で、何百人もの死者、行方不明者が出たのは?

ラダック・ザンスカールの旅(5)へ続きます。

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