ラダック・ザンスカールの旅(6)

ザンスカールの僧院訪問(2)後半部、8〜9日

8日、ゾンクル僧院に向う。ドダ川をペンシラの方に戻り、途中からガタガタ道の支道に入り、ムルントクボ谷のトレイルを数km逆上るが、また途中で道は不通となっている。徒歩でゾンクル僧院に到着した。ゾンクルゴンパはナーローパが開いた石窟寺院で、険しい崖に本堂がへばりつくように立っている。

ゾンクル僧院のあるムルントクボゾンクル僧院

戻って、昼食はサニ僧院近くの眺めの良いドダ河畔で、キッティンスタッフの料理をいただいた(右下写真)。

ゾンクル僧院サニ付近のドダ河畔(昼食)

午後、サニ僧院へ。門が閉まっていて、内部は10日に観た。
サニゴンパ、ドゥカン正面奥のお堂、カンギュールには、本尊ジョウォ・リンポチェ像が祀られている(右下写真)。

サニ僧院本尊ジョウォ・リンポチェ像

9日早朝、宿舎屋上から近くに見えるピピティン僧院方向の写真を撮った(左下写真)。まだ、空の様子はあまり良くない。
今日は、ザンスカール川下流方向のザンラとトンデに向う。ザンラはパドゥムの北35kmにあり、ザンラ僧院(尼寺、右下写真)、現ザンラ王の家、旧王宮跡などがある。

早朝、ピピティン僧院を望むザンラ僧院

ザンラはパドゥム王と共にザンスカールを支配してきたザンラ王が住む場所、今では王の名は名目上にすぎないが、現在も村の真ん中に宮殿を構えて村人の尊敬を集めているとガイド本に書かれている。ザンラ王宮(住まいは別)で国王、ニマ・ノルブー・ナムギャル・デ王に会えた(右下写真)。ダライラマ14世と同い年の75歳というが、声も大きく、ずっと若く見える。

子供達ザンラの国王

パドゥムに半分ほど戻った所にあるトンデ僧院はカルシャ僧院に次ぐザンスカール第2の規模を誇ると書かれている。ここは、村の上手に麦畑が広がり、トンデ僧院から眺める畑の姿がモザイク模様を示し、背景の山々と併せて、カメラマンの競う場所となる(下写真)。

トンデ僧院から麦畑とザンスカール盆地を望む

ラダック・ザンスカールの旅(7)へ 続きます。


トップへ戻る