クンジェラブ峠越えパミール大横断の旅(その1)

天山・崑崙・カラコルム山脈山岳フライトとガンダーラ/タキシラ遺跡

日程 :2011年4月30日〜5月8日までの9日間
参加者;13名(成田発11名、関空発2名)
男性7名、女性6名(群馬1、東京7、神奈川3、岡山1、高知1)
西遊旅行且蜊テ、添乗員兼ガイド;大上博行さん(大阪)、現地ガイド:ワジッド・アリさん

4月30日、成田から北京乗換えでウルムチに深夜に着く。
5月1日、パキスタンの首都イスラマバードに向けてウルムチを飛び立つと、タクラマカン砂漠を横断した後、天山・崑崙・カラコルム山脈の山々が望める。今日は快晴、右側の座席からは、コングール、ムスターグアタの7000m峰が、そして左側の座席からはK2、ナンガパルバットの8000m峰が。K2は遠くてあれが?という感じだったが、ナンガパルバットはすぐ近くを飛んだので圧巻であった。

コングール(7719m)ムスターグアタ(7546m)

K2(世界第2位、8611m)ナンガパルバット(世界第8位、8126m)

イスラマバードに着いて、現地ガイドのワシッド・アリさんの案内で、ガンダーラ最大の仏教遺跡であるタキシラに向う。まずはタキシラ博物館で、発掘された数々の出土品を見学した。右下写真は周囲に4体の菩薩?を伴った瞑想中の仏陀像です。

タキシラ博物館瞑想中の仏陀像

シルカップは紀元前2世紀にギリシャ人によって建設された都市遺跡です。仏教寺院跡、ストゥーパ跡などがあり、右下写真では双頭の鷲のレリーフが3種類見られ、インド、ペルシャ、ギリシャ文化を現わしており3文化融合の象徴とされている。

シルカップ遺跡の掲示板双頭の鷲のレリーフ

ジョ−リアンは紀元2世紀クシャ−ナ朝時代、タキシラを一望する丘の上に建立された仏教遺跡で、メインストゥーパのある西翼と東翼の僧院区から成り立っている(左下写真の掲示板)。西翼メインストゥーパの周囲には小さなストゥーパが建ち並んでいて、層状の台座には仏陀や菩薩、象、獅子などの彫刻が施されている。

ジョ−リアン遺跡の掲示板ストゥーパ層状の台座

タキシラ見学後、アボッタバードを経由して本日の宿泊地ベシャムに着いた。途中、飾りをいっぱいに付けたデコトラックの修理工場(右下写真)などに立ち寄った。

仏陀像デコ(飾り)トラック

夕食後アリさんから、今日5月1日、9.11米同時テロ事件の首謀者ウサマ・ビンラディン容疑者が米軍により殺害されたニュースを聞いた。その場所が、今さっき通過してきたアボッタバードであったことの偶然さに皆驚いた。

クンジェラブ峠越えパミール大横断の旅(その2)へ 続きます。

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