クンジェラブ峠越えパミール大横断の旅(その4)アッターバード湖をボートで縦断し、国境の町スストへ |
5月5日、今日は国境の町スストへ向う。昨2010年1月に発生したアッタバード付近の山崩れのため、カラコルムハイウェイは通行止めとなり、大きな湖が出現した。そこで代替交通手段としてボートによりアッタバード湖を縦断して、上流部で別のマイクロバスに乗り換えてスストへ向う中国への交通機関が確保されている。
バスで40分ほど走ったところで左上写真の山崩れ現場に到着する。まだ湖は見えない。急坂を登るためトラックの荷台に乗り換える。埃と振動、傾きが激しく、立っている人も座った人も皆必死に堪える。10〜15分で右上写真の大きな湖が見え出し、ボート乗り場に着く。
スーツケースも一緒に船に運び込み、出発準備OKとなったが、ビンラディン殺害の件で監視が厳しくなっていて、ガイドさんとポリスとの間で一問答があったようです。
アッタバード湖は24kmの長さと説明があった。最初東に向い、途中から湖は北に向きを変え、1時間少々走ったグルミット村で昼食とワビ族の村訪問のため下船した(左下写真)。私は昨夜から腹をこわしていたので、村訪問はパスした。再度船に乗って、30分ほどでフサイニー村の最終下船場所に着いた。マイクロバスが待っていた(右下写真)。
パスー氷河、バトゥーラ氷河は曇っていて、はっきりと山は見えなかった。
18時過ぎに、今日の宿泊地スストに着いた。標高は2800m。パキスタン側最後の町。周囲は荒涼とした風景だが、ホテルはちゃんとした部屋でお湯も出た。すぐ先に国境の遮断機があり、車が止まっているのが見える。
*PTDCは、Pakistan Tourist Development Corporationの略で、国民宿舎のようなものとのこと。 クンジェラブ峠越えパミール大横断の旅(その5)へ 続きます。 |