2011年12月山行記録

20.本沢温泉から硫黄岳

Time:
◆12月3日(土)/雨
本沢温泉入口(1600m)1105−1310本沢温泉(2100m)泊
◆12月4日(日)/晴れ風強い
本沢温泉700−800夏沢峠(2440m)810−920硫黄岳(2740m)930−1000夏沢峠1007−1040本沢温泉1115−1235本沢入口
Notes:
恒例の玉山会忘年山行、今年は本沢温泉から硫黄岳、横岳方面を目指す予定とした。3日の土曜日は雨の予報、予報通り朝7時の東京はすごい雨、その中、石神井公園駅に集合して本沢温泉入口へと車を走らせる。佐久付近で雨は小雨に変わった。本沢入口には、kazさん達が早く着いていた。

11時すぎに傘をさして出発、2時間で本沢温泉に着いた。雨はほとんど止んだ感じです。

本沢温泉入口駐車場 小雨の中出発

少し休憩後、お風呂に入りに行く。本沢温泉は日本最高所の露天風呂を売り物にしているが、この時期、2150mの秘湯「雲上の湯」はお湯がぬるくて、入れることは入れるが温まらないので、事実上は入れない(実際今日入った人が寒いと言って戻ってきた)。
内湯は夏期のみで、冬期のこの時期は外湯と言われる「石楠花湯」に入ることになる。宿からぞうりを履いて1分の登山道脇にある(左下写真)。3時以降1時間毎の男女交代制になっているが、3時まではフリータイム、その時間にそろって入りに行く。
湯船は2つあり、一つは熱くて入れないくらいの熱さ、もう一つの方は熱いがなんとか入れる熱さ、右下写真は次の日下山後の撮影ですが、手前の湯が見えている方が熱くて入れないくらいの湯、奥の板のふたで塞いである方が熱いがなんとか入れる方の湯、奥の湯で、良−く温まりました。そして風呂から上がってからは、飲み会が始まりました。

「石楠花湯」の入口 「石楠花湯」の内部

4日は6時の朝食で7時の出発。天気は晴れてきているが、山の方は雲が飛ぶように動いている。本沢温泉からは雪道になるがアイゼンは不要、1時間ほどで夏沢峠に着き、アイゼンを着ける。

本沢温泉前で 夏沢峠

峠から樹林帯を抜けると岩礫斜面になり風が強い。オーバ手袋を出す人、一枚余分に着る人とそれぞれ寒さ対策をするが、それでも風が強い。横岳行きはあっさりとあきらめて、とにかく硫黄岳までとガンバル。

硫黄岳頂上より 硫黄岳

硫黄岳頂上は広く、見晴らしも良いが、紅茶一杯と写真を撮るだけにして、すぐに下山にかかる。

硫黄岳(2740m) 硫黄岳(2740m)

本沢温泉に戻って宿の前のベンチで行動食の昼食を摂り、車まで下山後、稲子湯に立ち寄り入浴、そして、本格的な昼食(おそば)で腹いっぱいになって帰路に着いた。

今まで玉山会はいつも晴れていた(過去4回実施)。今回でそれも途切れるかと思ったが、日曜日は風は強いが好天になり、硫黄岳まで登れた。
短時間ではあったが、みんな冬山の厳しさを味わい、次は装備はこのようにしようと、それぞれ思いを新たにしたことでしょう。
昨年の様子は、唐沢鉱泉から天狗岳参照。


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