2010年12月山行記録

23.唐沢鉱泉から天狗岳(2645.8m)

Time:
◆12月4日(土)、晴れ
唐沢鉱泉(1870m)1215−鉱泉源−1245ナメ滝(1950m)−唐沢鉱泉1330−1430西尾根(2200m)1445−1520唐沢鉱泉泊
◆12月5日(日)、快晴
唐沢鉱泉805−855尾根分岐(2140m)902−942第一展望台下(2400m)950−1023第二展望台(2500m)1030−1107西天狗岳(2645.8m)1125−1140東天狗岳(2640m)1147−1210昼食(2470m)1225−1243黒百合ヒュッテ(2390m)1253−1325唐沢渋の湯分岐1330−1420唐沢鉱泉
(d=往復386km)
Notes:
今年の玉山会忘年山行は、唐沢鉱泉泊、天狗岳登山。天狗岳は二百名山の一つで、八ヶ岳の中央に位置し、南八ヶ岳、北八ヶ岳の両方の眺望が良い山である。私は2005年9月に一度同じ周回コースを登っている。唐沢鉱泉から天狗岳参照。
4日は昼前に唐沢鉱泉に集合して、鉱泉宿の食堂に入り1年ぶりの再会で、持参の行動食でにぎやかに昼食を摂った。

鉱泉源 鉱泉源を覗く

午後は周辺の散策の予定。まず鉱泉源を覗き(上写真)、ナメ滝まで沢沿いに登り(左下写真)、戻って鉱泉玄関前で記念写真を撮った(右下写真)。
これでは物足りない様子なので、西尾根まで登ることにして、尾根まで50分とその後10分ほど登った2200m地点で引き返し、足慣らしとした。

ナメ滝 唐沢鉱泉前で

武田信玄ゆかりの隠し湯と言われる唐沢鉱泉の檜造りの湯にゆったりと浸かった後は、ビールが格別に美味く、その後の夕食では、にごり酒を宿から頂戴した。それは左下写真の唐沢鉱泉周辺図を描いた前島さんの縁であった。前島さんは会社の先輩で、この唐沢鉱泉に何度も通い、案内図の製作を宿から依頼されて描かれた(山の案内図をまとめた本を出版している)。しかし、残念なことに、彼は2年前に帰らぬ人となった。

唐沢鉱泉周辺案内図 天狗岳西尾根登山口(12/4撮影)

5日は快晴の天気である。西尾根登山口から登り、第一展望台まで来ると、展望が開ける。左から南アルプス、中央アルプス、御岳、乗鞍岳、そして北アルプスと続く(下写真)。

中央アルプス(左:空木、南駒、右:木曾駒) 北アルプス(左:穂高、右:槍)

西天狗岳を望む(右は根石岳) 第二展望台で

西天狗岳が見えてくる(左上写真)。第二展望台では、赤岳と阿弥陀岳が目立つ(左下写真)。最後の露岩帯を登りきると西天狗岳の頂上に着く(右下写真)。二等三角点がある。

赤岳と阿弥陀岳を望む 西天狗岳頂上(2645.8m)

15分ほどで八ヶ岳の主稜線上にある東天狗岳に着く。西天狗を振り返る(左下写真)。アイゼンは着けずに来た。風があるのですぐに稜線を中山峠に向けて下る。途中景色の良いところで休憩を取った。稲子岳の岩壁が望める。中山峠、黒百合ヒュッテを経て、唐沢鉱泉に戻った。

東天狗から西天狗を振り返る 横岳、阿弥陀岳の夕景

また鉱泉に浸かり、ゆったりと寛いでから宿を辞した。帰り道からは、横岳、阿弥陀岳(赤岳は阿弥陀の後ろ)が夕陽を浴びていた(右上写真)。

天狗岳周回、6時間15分は、冬場にしてはかなり早い。皆さん健脚でした。そして、快晴が1日中続き、パーフェクト山行と言えるでしょう。
玉山会忘年山行は今年で4回目で、今までに、0712七面山・身延山0812子秀山、位山0911黒斑山、高峰温泉、高峯山、と登ってきた。いつも天気に恵まれるのは、ありがたいです。


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