ルウェンゾリ(5109m)登頂とナイル源流の旅(その2)

トレッキング開始、ニャカレンギジャからニャビタバ小屋、ジョンマテ小屋へ

2月15日、今日からトレッキング開始で、登山期間は7泊8日の設定である。ニャビタバ小屋、ジョンマテ小屋、ブジュク小屋、エレナ小屋と一つづつ進め、5日目が頂上アタック、下山に3日を見てあるが、これは1日短縮が可能で隠れた予備日となっている。8日間で下山したした場合追加料金は発生しないが、1日延びると、120ドルとのことです。
ロッジ前からは、6つの山塊の中で一番近いポータル山塊が望める(左下写真)。朝食後、一旦戻る形でイバンダ村のRMSの事務所へ向う。ここでオリエンテーション、ガイドの紹介、荷物の計量などが行われた。個人荷物は1人25kgまでOKで、これを越す人はまずいないでしょう。

RMSロッジ前からのポータル山塊荷物の計量

ガイドはチーフがNASONI(左下写真左端)、サブガイドJOMADO(左下写真真ん中)で、もう1名JOSEPHという見習いガイドがついて計3名、コック2名、ポータが計13名の合計18名、3名の客に対して大編成である。
RMS事務所から車でガタガタ道を進み、再度ロッジ前通過して国立公園事務所で入山手続きを行う。ドライバーのJACKSON(右下写真右から2番目)が入山料を支払った。
10時20分、登山開始。今日はまだトレッキングシューズでよいとのことであったが、明日以降は長靴との指示であり今日より3名共長靴での出発です。

RMS事務所前で国立公園入口で入山手続き

歩いてすぐのところに、NYAKALENGJIAの看板があり、登山道入り口でルウェンゾリの解説板がある(左下写真)。ブジュク川に沿って山腹道を歩く(右下写真)。中間地点に休憩ベンチがあり、行動食のランチを食べる。カメレオンがいた。

ニャカレンギジャの登山道入口登山道と橋

尾根道を歩き、ちょうど4時間の14時20分にニャビタバ小屋に着いた(2650m)。チーフガイドと荷物は、ポータの集まりと荷物の仕分けに手間取ったようで、かなり遅れて到着した。この小屋では、登頂して下山してきた南アフリカ人やトレッキングで1人旅のベルギー人女性などかなりの宿泊客がいた。新しい小屋に建て変わり収容力も増えている。携帯電話がつながるそうで、電波塔がそばに立っています。

ニャビタバ小屋に到着ポータル山塊が近づいてきた

16日今日は晴れ、小屋を8時15分に出発した。すぐにムブク川周回コースとの分岐点である(左下写真)。ここからブジュク川へ下り、吊り橋を渡る(右下写真)。

<ルウェンゾリ概念図>

登山道周回コースの説明板ブジュク川とムブク川の合流点の橋を渡る

アルカメラ?とか聞き取れたピンクの花、正確な名前は?(左下写真)。

花の名前は何だったかな?ポータ達の休憩風景

竹林を抜け、岩場からはスタンレー山塊のマルゲリータ峰、アレクサンドラ峰と氷河が望めた(左下写真)。雨なしで乾いているため、ボグ(湿地帯)もほとんどなくジョンマテ小屋に到着した(14時05分、3380m)。

マルガリータ峰が望めるジョンマテ小屋に到着

行動食の他に、小屋に着くと軽食が必ず出た。今日は野菜炒めにチャパティです(左下写真)。個室の部屋は奥に2部屋あり、右下写真のような5人部屋ですが、下3ベッドの3人使用で、他に登山客もいないと思っていたら、18時頃に足を捻挫したポーランド人がガイドに担がれて降りてきた。2人パーティで、エレナ小屋下の滑りやすい場所で滑ったようです。事故だけはどおしても避けねばならない、我々も注意して、事に当ろうと再確認した。
高度の影響か?夕食後腹が張っている。たまたま1袋残っていた柴苓湯(サイレイトウ)を飲んだ。1時間おきに3〜4回トイレに行き、朝には大も出て腹の張りもなくなり、無事通過したようです。

昼食寝室、2段ベッド3列、5人部屋

ルウェンゾリ登頂とナイル源流の旅(その3)へ 続きます。

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