ルウェンゾリ(5109m)登頂とナイル源流の旅(その5)

エレナ小屋からカセッセへ下山、カンパラに戻る

20日、エレナ小屋に戻ると登山者が増えていた。6〜7人のツアー客?と、2人連れ2パーティ、そのうちカップルの2人が我々のところに泊まるので、マットを移動させて我々は奥に移動した。エレナ小屋は収容人数が少ないので、ツアー客など大勢のグループが入ってくると大変である。最低2泊すると、どおしても混雑する日が出てくるが、その点、我々は恵まれていた。
他パーティが食堂テーブルを使用しているので、我々は疲れていることもあり、シュラフの場所で食事を受け取り、簡単に済ませて、就寝した。

21日朝7時頃アタック組は出発したので、朝食を済ませ、荷物を片付け、下山に入る、9時20分発、今日はブジュク小屋はパスしてジョンマテ小屋まで下るので、ブジュク小屋を経由しないショートカットルートを行く。ブジュク湖をブジュク小屋と反対側を通ることになる(左下写真)。正面のスピーク山塊も雲におおわれ見えず、今日の上部の天気もそんなによくないことであろう。第一湿原では雨に降られ、ジョンマテ小屋に到着した、14時15分着。NASONIからランチ後打合せをしたいと言われた。

ショートカットルートからブジュク湖を望む長靴姿の2人

打合せの内容は、それとなくチップの話であろうと推測できたが、やはりその話であった。まずはエレナ小屋で通常泊以上に1日延泊して努力したことを延々と話し、ポータの数も多く彼らにもそれなりのチップが渡るように考えてほしい、そしてドルを現地通貨に両替して明日の解散時に各自に渡す必要があるから早目にほしいという内容であった。我々は別室で相談した後(形だけで、事前に決めていた)、1人100ドル、3人で300ドルをNASONIの前に出すと、ほんとうに彼はびっくりするほどうれしそうな顔をした。すぐにJOMADOを呼び、ポータにも伝わったようだ。その後、お礼のあいさつが、ガイド、コック、ポータからあった。

22日、今日はニャビタバ小屋を経て、ニャカレンギジャへ下山する。7時40分出発、長いニャビタバまでの道もムブク川との合流の吊橋までくれば、あと一登り(左下写真)。11時10分、ニャビタバ小屋着。

吊橋を渡ればニャビタバ小屋黒と黄色の蝶の群れ

軽食後再出発すれば、2時間かからずにニャカレンギジャに下山した(左下写真)13時45分。公園事務所で無事下山のサインをして、今日の泊りのRMSサファリーロッジに着いた(右下写真)。

ニャカレンギジャに戻ってきた今夜はRMSのサファリーロッジ泊

ビールはナイルスペシャルで喉を潤した(左下写真)。
ガイド、ポータ達は、チップ支払いの両替した現金が届くまで、ビールを飲み飲み歓談していたようです。
我々には、衣類、荷物の整理と、久しぶりのシャワーで体を洗うという大事な仕事が残っていた。

ナイルスペシャルビール夕食

23日、迎えの車でカンパラまで移動する。イバンダ村にはいろいろな植物が栽培されていた(下写真)。

バニラ畑ジャンク・フルーツ

フォートポータルでの昼食は、行きに寄ったドライブインでなくもう少し高級なところへ行こうとドライバーに頼み、その名もMountain of The Moon Hotel、月の山ホテルで、広い庭をながめながらゆっくりと時間をかけてとった。

Mountain of The Moon HotelCLUBビール

夜暗くなって、カンパラのスピークホテルに着いた。明日のジンジャ、ナイル源流ツアーの内容とお値段、及び出発時間を決めて別れた。

ルエンゾリ登頂とナイル源流の旅(その6 )へ 続きます。

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