ラダック山脈6000m峰登頂の山旅(その2)

Gongmalaへ向う谷をつめてGongmaの最終キャンプへ

8月1日、今日のコースは、舗装道路をめぐり、Tuglaという村を通過して、Sherak村の手前で2泊目のキャンプとなった(3990m)。出発8時30分で、テントサイトには11時30分に着いたから、3時間、実質的には2時間分くらいの距離しか進んでいない。この先にまだ村があり、馬の餌になる良い草地がないためとの説明でした。それなら初日に道路の終点まで入れば良いのにというのが素朴な疑問ですが、真相は、ジェイミーの考えでレーと同じ3500〜3600mの高度でまず3日間過ごすことと、道路がどこまで出来ているのか解らなかったことの2つにありそうです。いずれにしてもテントサイトは、馬の草地がある所が優先される。

Tuglaの村を通過する小学校の入り口

2泊目のテントサイト、Sherak村近くNZ人女性Fionaさんと

8月2日、8時40分TS発、10時、舗装道路の終点のGongmalaとYongmalaの分岐点に着く。11時30分、3日目のテントサイト着(4450m)。夜、満月が非常に美しく、明るい夜だった。

道路の終点、GongmalaとYongmalaの分岐点3日目のテントサイト

<ラダック山脈横断図(Olizane15万分の1地図)>

Olizane地図にテントサイト(TS)を書き込みました。谷筋の△印とその下の1,2,3の数字がTSです。3は3日目を示す。TSの標高も表示しました。稜線上の△印は未踏峰のピークです。

8月3日、7時50分TS発、10時、4日目のTS着(4800m)。高所順化を図るため、毎日少しづつの高度アップです。はじめてGongmaを見る。何となくBCに着いた感じで、高所順化のため、ここで2泊する。夜、雨が降り続く。

Ichu5970mを望むGongmaがはじめて見える

8月4日、高所順化日、8時35分TS発、裏山に5300mまで登る。12時30分TS戻り。5300mから雪を一部に被った山々を望めた。

高所順化の日、5300mからの展望高所順化の日、5300mからの展望

Gongma峰

8月5日、前夜からの雨が雪に変わり、周囲の山々は白くなった。その後、天気は回復に向う。ACとも言うべき5200mのTSに12時20分に着いた。ジェイミーさんと平岡Rさんが偵察に出かける。明日はGongma峰へのアタックが決定し、シュラフに潜り込む。

白くなった山、Ichu白くなった山、Gongma峰

ラダック山脈6000m峰登頂の山旅(その3)へ 続きます。

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