2013年4月山行記録

9.桜島、高千穂峰(1574.0m)、市房山(1720.8m)

Time:
◆4月9日(火)、高千穂峰/曇り時々晴れ
高千穂河原駐車場(970m)820−905御鉢火口縁(1340m)−920御鉢鞍部(1400m)925−945高千穂峰(1574.0m)955−1045駐車場戻り
◆4月10日(水)、市房山/曇り時々晴れ
市房神社駐車場(770m)700−715市房神社(四合目、880m)−800六合目(1170m)805−855八合目(1520m)900−930市房山頂上(1720.8m)1005−1150駐車場戻り
Notes:
九州のまだ登っていない二百名山5山を一週間で登る計画を立てた。大阪南港からフェリーで8日(月)朝に志布志港に着き、そこから最初の目的地、桜島に向かう。但し、この山はご存知の通り、現在噴火中の活火山で残念ながら登山は禁止であり、標高374mの湯之平展望所まで登ることによりそれにかえている。

志布志港を出て、錦江湾側に入り桜島が見える最初のビューポイントが有村展望所です。大正噴火の溶岩の上にあり、現在噴火している桜島南岳が望める(左下写真)。
桜島港を通過し、湯之平展望所に着いたのは11時20分ころだった。右下写真は桜島御岳(北岳、1117m)の方でこちらは現在噴火していない。最初に噴火し現在停止しているのが北岳で、後から(約4500年前)噴火し現在も噴火しているのが南岳です。
有村展望所からの桜島、南岳が噴火中 湯之平展望所からの桜島北岳

ふりかえれば、錦江湾をはさんで鹿児島市内が一望のもとに見渡せる(左下写真)。桜島港近くの桜島ビジターセンターに立ち寄り映画などで桜島の歴史の勉強をする。昼食は道の駅桜島でとり、桜島を後にする。道の駅たるみずから再度、海越の桜島の噴火を眺める(右下写真)。今日は天気がよく、どの写真にも雲がない。
鹿児島市内を望む(湯之平展望所より) 道の駅たるみずより望む桜島

霧島市内を抜け霧島神宮に3時前に着き、参拝する(左下写真)。記録によれば、霧島山(韓国岳)に登った1992年12月に立ち寄っているから、約20年ぶりです。
次にあすの登山口になる高千穂河原に立ち寄った(右下写真)。明日はここから高千穂峰に登る。この後、今夜の宿、国民宿舎みやま荘まで走った。ここの温泉も良かった。源泉がすぐ近くで、100℃に近い源泉を水で薄めているそうだ。霧島神宮温泉のお湯はここから引いているとのことです。
霧島神宮 高千穂峰の御鉢を望む(高千穂河原より)

9日(火)、今朝の天気はあまりよくなく、山は曇におおわれている。高千穂河原駐車場から5分ほどのところにある霧島古宮跡も、背景の御鉢は雲の中にあり、左下写真は下山時の撮影です。ここは天孫降臨神籬斎場と石碑に書かれており、いにしえの伝説(天孫ニニギノミコトがこの山に降臨した)にちなみ祭事が執り行われる場所です。
御鉢火口縁へ登る道は新燃岳の噴火で火山礫、灰が積もっていて登りにくい道です。火口縁が近ずくとともに風が強まり、もちろん雨具で風を防ぐが、馬の背とよばれるお鉢めぐりの場所は特に風が強い。
霧島古宮跡(下山時撮影) 御鉢火口縁より内部を覗く

御鉢鞍部で一息ついて、最後の登りは20分ほどで登ったが、頂上も風が強く写真を撮るのみです。
御鉢鞍部(古宮址)から望む高千穂峰 高千穂峰山頂(1574.0m、中央に天ノ逆鉾)

中央に「天ノ逆鉾」が立っている。もう少し大きいものかと想像していたが、小さなものです。ニニギノミコトがこの山に降り立ったという伝説にちなむものです。
右下写真、韓国岳が望めます。百名山は1700mある韓国岳を霧島山としているが、深田さんは「霧島山(1700m)」の中で高千穂峰のことを詳しく書いており、高千穂峰が二百名山に選ばれたのは当然です。
天ノ逆鉾(拡大) 韓国岳を望む

強風の中、登り1時間半、下り1時間かからず、あわせて2時間半でした。高千穂河原にあるビジターセンターに立ち寄り、こちらでも映画上映があり、霧島火山のことなど学びました。
国民宿舎みやま荘に戻りお風呂につかった後(宿泊者は無料)、昼食はおそばを食べてから、えびの高原を抜け、熊本県に入り、市房山の登山口にある市房観光ホテルまで走り宿泊した。
10日(水)、朝食6時で、6時半には車で出発でき、市房神社駐車場に着いた。7時の出発。市房神社の参道には杉の大木が目立つ(左下写真)。
杉の大木 市房神社

市房神社(右上写真)が四合目で、五合目以下続き、八合手前で稜線に出、九合目を経て市房山の頂上に着く。1500m付近から風が吹き出し、かなり寒くなった。市房山は一等三角点の山、タイマーで写真を撮っていると一人登ってきた。延岡の人だった。シャッターを押してもらった(右下写真)。
市房山一等三角点(1720.8m) 市房山山頂

宿の人に言われていた5分ほどのところにある心見の橋を見に行く(左下写真)。岩が挟まった状態になっていて橋のようになっている。
昼食を済ませて、来た道を下山する。12時前に駐車場に戻った。約5時間でした。
心見の橋 市房山を振り返る

市房山は麓の町からよく見える(右上写真)。1700mを超える高さは、九州では(屋久島を除き)、九重連山、祖母山、国見岳に次ぐ高い山です。
次の山、尾鈴山に向けて宮崎県側に抜け、西都市から都農町に向かう。

尾鈴山、大崩山へ続きます。

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