2014年11月山行記録

21.鬼面山(1889.3m)

Date:2014年11月30日(日)、晴れ
Time:
地蔵峠登山口(1314m)850ー1045鬼面山(1889.3m、昼食)1145−1315地蔵峠
Notes:
今年の玉山会忘年山行は時期を少し早めて11月末に設定した。登る山は昨年からの続きで(守屋山、戸倉山参照)、伊那山脈の一等三角点の山2つ、鬼面山と熊伏山に登る計画とした。
11月29日(土)、天気予報で午前中に前線が通過する予定で登山が危ぶまれていた。朝東京は曇りだったが、高速走行の途中から雨が降り出し、一時強く降った。そこで、集合場所を地蔵峠から大鹿村の中央構造線博物館に変更した。登山は中止し、まずは博物館でお勉強することにした(私は2回目)。中央構造線は茅野市で糸魚川−静岡構造線で切られているが、紀伊半島から四国へと続く大断層地帯です。今回図らずも分杭峠から地蔵峠まで断層帯を走破することになった。
昼食は、博物館の係員に尋ねて、左下写真の右馬允(うまのじょう)のうどん料理(972円)をいただいた。軽いデザートもついて昼食としてはグッドです。断層丘陵の途中にある旅館でもあり、HPには”静かな隠れ家”とある。
昼食、右馬允のうどん パワースポット、分杭峠

昼食の後、パワースポットの分杭峠へ向う。「これより北高遠領」の古い石柱のある峠(右上写真)から少し下った所にバスの駐車場があり、「ゼロ磁場(気場)とは?」(左下写真)とか「ここは天然の気を体感する場所です(伊那市)」などの看板があり、そこから少し歩いた場所で座って、パワーを感じ、パワーをもらうのだそうです。私ははじめて知ったが、バスで大勢の人がやってくる一大観光地になっているそうです、この時期ですから、人はいませんでしたが。
北を望めば、昨年登った戸倉山が見えている(右下写真)。そして、高遠の町の奥に守屋山が、その東には入笠山が大きく望める。
ゼロ磁場(気場)とは? 昨年登った戸倉山(伊那富士)が見える

大鹿村、松川町、飯田市を通過して、今日の宿、阿南町「かじかの湯」のコテージに落ち着く。二百名山登頂記念のケーキを2つもいただいて、ハッピーな時間です。
二百名山登頂記念、豪華なケーキが2つも 二百のVサイン

30日(日)、7時前に宿を出発した。遠山郷和田に立ち寄る。龍淵寺の名水、観音霊水をペットボトルに入れて、秋葉街道を北上して、地蔵峠に着く。
鬼面山は伊那山脈の最高峰で、名前の由来は、高森町から見て、夕陽がその山肌に当たると陰陽鬼の顔に見えるところから鬼面山の名が付いたと言われている。
地蔵峠登山道入り口 鬼面山山頂

約2時間で鬼面山の山頂に着いた。右上写真に一等三角点が見えている。山頂には大きな展望櫓があり、ハシゴで登れる。その上から雪で被われた南アルプスが一望できる。左(北)の仙丈ヶ岳からはじまり、北岳、間ノ岳、農鳥岳の白根3山、そして鋭く尖った塩見岳が樹間から望め(左下写真)、右(南)へ荒川岳、赤石岳、聖岳へと続く(右下写真)。雪はないが、光岳、池口岳まで確認できた。雨後の晴天で空が透き通っている。皆なこの景色に堪能し、登って良かったと感じる。
塩見岳 左:荒川岳、右:赤石岳

先着者が2名いたが、先に下山し、山頂は我々だけで独占できた。記念写真は櫓の上で撮った(下写真)。シャッターを押したKazさんが写ってない、タイマー撮影を試みればよかったのに、と思っている。
鬼面山山頂(1889.3m)での記念写真

下りは1時間半で峠に戻った。日曜日なのに2名と我々7名のみしか登らなかった。やはり東京から遠いためだろうか。
熊伏山に登れなかった。また機会があるであろう。来年も信州にある一等三角点の山で再会することを決めて、それぞれ帰路に着いた。中央高速は事故渋滞があり、1時間以上遅れた。


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