2015年11月山行記録19.皆子山(971.5m)、武奈ヶ岳(1214.4m) | ||||||||||||||||||||||||||||||||
Time: ◆11月24日(火)/小雨 坂下足火谷登山口(410m)840−940KRAC芦火小屋945−1105ツボクリ谷分岐表示(690m)1110−1205皆子山(971.5m)1225−1350寺谷出合(480m)1400−1455坂下登山口戻り=梅ノ木の石楠花山荘泊 ◆11月25日(水)/曇り 坊村(310m)725−855御殿山(1097m)900−930武奈ヶ岳(1214.4m)935−1045昼食(700m)1105−1130坊村 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
Notes: Sさんのリクエストで京都府最高峰の皆子山と比良山系最高峰の武奈ヶ岳の2山に登ってきた。皆子山には今年の5月に登ったばかりである(回想の皆子山参照)。5月の48年ぶりの皆子山は寺谷から登りツボクリ谷を下降したが、今回はその逆コースを取った。 24日、8時20分頃に足火谷登山口に着いた。林道の入口には「落石、がけくずれのため通行止」と書かれ、クローズされている(左下写真)。5月はこのような閉鎖はなかった。何かあったようだが、ルートは知っているし、行ってみることにする。天気は曇りから小雨が降りだした。
元々崩れた箇所が多かった林道がさらに陥没したり、崩れている。小さな発電所を過ぎ山道になり、トレースがつかめなくなり、沢を歩くこともあった。小さな木の橋も流されていて、Sさんは何回か水の中を歩いたようだ。ツボクリ谷に入っても似た状況で時間がかかる。
5m滝を過ぎ、迷いやすい沢との分岐表示を過ぎ(左下写真)、更に進むとまた同じような沢の分岐があった。左を選んだが結果は右下写真の登り難い岩に面してはじめて沢を間違えたことに気付いた。何とか登れそうな右側の急斜面をがむしゃらに登って小尾根を越すとルートである沢に戻れた。ここでも時間を食い、皆子山には12時を少々すぎて着いた。
山頂の標識が飛ばされたのか、無くなっている。簡単に昼食をとり、写真を撮って下山に移った。あいにくの天気で周囲の景色は望めない。本降りにならないだけ、ましと思えた。1時間半ほどで寺谷出合に着いたが、百井川にかかる木馬橋が流されている、その残骸が見える。ここは水に入って渡る以外には方法がない。一番流れのゆるい場所を選んで靴のまま渡った。私はまだ靴の中まで水は入ってなかったが、ここで濡れることになってしまった。ここの木馬橋は前回の記録に写真がある(回想の皆子山参照)。
梅ノ木の石楠花山荘までは、10分もかからない。Sさんは一番に風呂に入って暖まったようです。 25日、坊村から武奈ヶ岳に登る。こちらは尾根道だし、昨日の沢登りのようなことはない。天気予報では午後から雨が降り出すとのことで、北比良峠方面への周回コースは止めにして、武奈ヶ岳往復とした。
御殿山あたりから展望が良くなり、武奈ヶ岳も琵琶湖も見えるようになった。武奈ヶ岳山頂からこれほど琵琶湖が良く見えると知らなかった。49年前も11月下旬であったが、雲っていて見えなかった。寒くなってきたので、頂上では5分で辞した。山頂での写真は、ザックの上にカメラを置いて撮った。そのため傾いている(皆子山でも同じ)。
坊村には11時半に戻った。早く下山したので、午後は古知谷の阿弥陀寺と、大原の寂光院を見学した。
足火谷の通行止めは秋の集中豪雨によると後で聞いた。皆子山は、寺谷からがやさしく、ツボクリ谷からは沢登りとなり、雨で水量が増えると水に浸る場所もでてきてやはり難しい。寺谷から登る方が楽で間違いがない。それにしても、寺谷出合の橋の流失には驚いた。 武奈ヶ岳の方は、天気が悪くなる予想であったが、9時半と早い時間に着けて、琵琶湖も良く見えて良かった。後から登ってくる人がかなりいたが、すぐにガスってきたので、景色が望めたかどうかあやしい。 |