2018年4月山行記録

7.黒法師岳(2068.1m)

Date:2018年4月2日(月)、晴/曇り
Time:
戸中山林道ゲート(620m)540−730黒法師岳登山口(1020m)740ー1015主脈尾根出合(1935m)1020−1100黒法師岳(2068.1m、昼食)1135−1208主脈尾根出合1215−1352黒法師岳登山口−1520車道終点
Notes:
1804熊伏山から続く。熊伏山から下山して、水窪ダム(左下写真)に向かう。ダムの掲示板には、天竜川水系水窪川支川戸中川に発電のため設けたロックフィルダムとある。ここから約30分ダム湖脇の林道を走ると、右下写真のゲートに着く、と書きたいところですが、その前2km地点に通行止めの柵が置かれていた。この先に落石個所ありとのことでしたが、釣り人が車で戻ってきていつもゲートまで行ってますというのを聞いてゲートまで入ることにした。
久しぶりに車中泊した。
水窪ダム 戸中山林道ゲート

2日の出発は、5時40分。ここからの林道歩きが長い。上足毛沢、日陰沢などを渡り、黒法師岳登山口(右下写真)に着く。2時間近くかかった。林道はゲートから3kmほどの地点で落石で完全に遮断されており、現在は営林署の車でもそれ以上は入れない。登山口の手前に休憩小屋があった(左下写真)。カギはかかってないので、2〜3人なら宿泊可能です。
休憩小屋 黒法師岳登山口

林道も長ければ、等高尾根という登りも長い。1700m付近から残雪が出だし、凍っているので登りにくい。所々なのでアイゼンを着けるまでもない。2時間半で主脈尾根に着く。上空は晴れている。南に雪の黒法師岳が望めた(左下写真)。北には丸盆岳から不動岳まで望める(右下写真)。丸盆岳の後方に聖岳からの雪山が肉眼ではかすかに見えるが、写真ではむつかしい。
主脈尾根出合から黒法師岳を望む 丸盆岳(右)、不動岳(中奥)を望む

山頂までの道は踏みあと程度で雪に覆われている笹の個所は靴がもぐり歩きにくい。凍っていてアイゼンが欲しい場所もあるが、アイゼンを着けるとひっかかり歩きにくいだろう、いやらしい時期です。黒法師岳山頂は完全に雪に覆われていて、一等三角点は雪の中で、折角珍しいという三角点(三角点頭が+印でなく、X印になっている)は見られなかった。右下写真はザックの補助で撮った。景色は見えないが、晴れて明るいのが昼食タイムとしてはうれしい。主脈尾根出合までの下りは、登り以上に歩きにくかった。残雪を避け、西側崩壊地よりを歩くとずるずるとすべるので。
黒法師岳(2068.1m)山頂 黒法師岳記録写真

この時期、深南部、2000mの稜線は残雪で歩きにくいが、逆にこれもまたこの時期の魅力でもあり、少し余分に時間がかかっても訪れるだけの価値はある。天気にも恵まれ、2日間、一等三角点シリーズの仕上げとなる今回の山行は思い出深い山行となりました。
黒法師岳の標高も、旧来の地図、ガイド本に使われている、2067.4m、より最新の、2068.1mを使用しました。
ちなみに南アルプス(光岳以北)には一等三角点は甲斐駒ヶ岳と、赤石岳の2つであるが、深南部には大無間山と黒法師岳の2つがある。

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