2008年11月山行記録16.富士山須走口より吉田頂上
Date:2008年11月15日(土)、上は晴れ、下は曇り→上も曇り 装備:ピッケル、アイゼン、ストック1本 | ||||||||||||||||||||
Time: 須走口新五合目(1970m)530ー640本五合目長田山荘(2425m)650ー725六合目瀬戸館(2627m)730−825七合目太陽館(2920m)830−917本七合目見晴館(3190m、アイゼン装着)930−1015本八合目富士屋ホテル(3360m)1025−1045八合五勺御来光館(3455m)−1155吉田口頂上(3730m)1205−1235本八合目1245−1325七合目太陽館(アイゼン脱着)1335−1455須走口新五合目駐車場 (d=往復252 km) | ||||||||||||||||||||
Notes: 恒例の11月富士山、今年は須走口から登ることにした。富士見口は距離的に短く雪が少ないので一番楽して登れ、かつ剣ケ峰にまで行きたい時はこのルートになる。ここ3〜4年富士見口からばかり登っていた。今年はより長く雪のある須走口とし、そのため、前夜須走口駐車場車中泊とした。 昨年2007年11月は、初冬の富士山に、2006年は、初冬の富士山に、そして、2005年は、初冬の富士山剣ケ峯にあります。 予定より30分早く出発できたため、日の出前の良い写真が撮れた。前夜は十六夜の月で明るかった。歩きだして30分ほどした樹林帯を抜け出た砂礫帯で冒頭の写真が撮れた。まだ暗い中に、山頂部が白く輝く富士山と沈む前の月が美しかった。
そして、10分ほど経つと明るくなりはじめ、上の写真となった。日の出はその10分後、富士山と反対側の東の雲の上に太陽が顔を出した。上空は快晴、下は一面の雲、そのコントラストが見事だった。それが数時間後には頂上は雲で被われてしまう。
左下写真の本五合目小屋には洋式トイレがあったので、使わせてもらった。なお、五合目駐車場のトイレはロックされていた。
気温は−5℃ほど、登山道に雪が出始め、道脇には長い太いツララが垂れ下がっていた(右上写真)。六合目あたりからは完全な雪道となり、七合目太陽館から上は真っ白の世界になった(左下写真)。
本七合目見晴館のところでアイゼンを着けていると、須走のブル道を登ってきた人が抜かしていった。アイゼンを着け、トップを変わってもらったので楽になった。 八合目あたりで風が出てきた。本八合小屋裏で休憩する。風が吹くと寒いが、寒さ自体はそれほど寒くない。真冬でもないのでどれだけ着るかで寒さは変わる。ただ、途中で簡単に着脱できなくなるので、その辺の判断が難しい。 九合目、迎久須志(右上写真)まで来ると頂上は近い。
頂上の手前で先行者と会った。剣ケ峰にはやはり行かなかったと。天気が良ければ行くつもりだったが、私もあきらめていた。風強く、何も見えないのでは、それに雪のために時間もかかっている。 頂上前の鳥居(左上写真)を過ぎると、吉田口頂上です(右上写真)。
狛犬の台の上にカメラを置いて、記録写真を撮った(左上写真)。夏に登山者で混雑する山小屋も今は静かです(右上写真)。風が強いので頂上は10分ほどで下山にかかった。 八合目からは、ブル道を使って、駐車場裏に下山した。帰りには、御胎内温泉に立ち寄った。 今日の須走口からの登山者は2名でした。吉田口からは上で泊まる予定で登ってきた1名だけでした。一方、富士見口からは、ある人のブログを見ると、10名近くはいるように読めます。そして風が強くて剣ケ峰山頂は皆止めているようでした。風については、西風をまともに受ける富士見口の方が強いのかもしれません。 須走コースは雪があるとよりタフなコースになります。今回登り6時間以上かかり、良いトレーニングになりました。 |